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 steam style pizza band
INTERVIEW
VOL 1 2005/08/14 スチームスタイルピザバンドって? ロングインタビュー!



INTERVIEW Vol.1 2005/08/14

2005/08/14 スチームスタイルピザバンドさんを迎えてのWC初インタビュー!
常に微笑みの耐えないライブの中で、胸に響いてくる彼らの音や人となり、パワーの源はどこにあるのだろう?
その魅力に迫ってみました。

Ryousuke Gochou Masato Kobayashi Interviewer :
WC NOBU

● バンド名の由来は?

―        よろしくお願いします。
          それではまず、スチームさんの名前の由来を教えてもらえますか?
KOBAYASHI  名前の由来、最近変わってさ。最近というか、昨日考えた(笑)
          単語の中で一番重いのがスチームで、このバンドの意味になる。
          この地球って水の星で、たぶん水からできるてるんだと思うんだ、いろんなものが。
          この地上とかも最初は水で、水がいろんなものを産み出していくっていうふうに、昨日ふと思った。
          そうすれば結構いろんなものが合点がいくというか。
          人の意識とかも水もの。固体じゃない。
          固体はあとからそれを包括するものとしてついてくる。水を分けるために陸があったり。
          全ては水もので、それを包むものとして例えば音を包むものとしてCDだったり、
          ジャケットがあったり。
          だから、結局…水ものだってことなんだ(笑)
          音は水もの、固体にはなりえないもの。
          だから、スチームは素晴らしい(笑)
GOTYOU     固体から蒸留していく意識。
KOBAYASHI  固体から水ものをだしていく、蒸気をだしていく。
          そうして人のなかに水ものとして受け入れられていく。
          結局、蒸気を発すれば、何かがやっぱり誰かに伝わる。
―        そういうスタイルで、やっているというピザバンド(笑)
KOBAYASHI  ま、ピザはどうでもいい。これは覚えやすいから、語呂がいいから。
―        あ、確かに語呂はすごいいいですね。
KOBAYASHI  とりあえずオレはピザが好き。
―        4人でというか2人で決めたというか、
          それとももう最初からこの名前でいこうとかあったんですか?
KOBAYASHI  最初はさ…
GOTYOU     スチームスタイル。
KOBAYASHI  いや、最初はスチームスタイルで、そのあとスタイルビーになって、それはバンドの
          Bなんだけど、スタイルビーっていうバンド名になって、で次にスチームスタイルバンドに。
          そして東京に来る前に、スチームスタイルピザバンドになった。
          ピザが一番最後に来る。
―        あ、はいはい。最初スチームスタイルで。
KOBAYASHI  そう、最初スチームスタイルで、次にスタイルビーに。
          で、やっぱりスチームがいるってことになって、スチームスタイルバンドになった。
          びっくりドンキーっていうファミレスあるよね。そこで、考えてた。
          ほかのメンバーじゃなくて、別な人と、考えてたんだけど。
          スチームスタイルバンドには何かたりないって言って、何足りないのって、
          メニュー見てたら…ピザだねって(笑)
          だから全然関係ない。ただ好きだから入れただけ、語呂合わせのために。
―        いいですすよね、この名前すごいいなと思ってたんですけど。
KOBAYASHI  いいんだけどね、何回も変えようとした(笑)
          あ、こっちにきてから一回スチームだけになったことがある。
          一回スチームだけになって、すぐ戻した。
          二回しかライブやってない。
          でもやっぱりスチームスタイルピザバンドがいいってことになった。

● バンド結成まで

―        バンド名の由来もわかったところで、そういえば、2000年結成ですよね。
KOBAYASHI  そうだね、2000年結成、5年前。ミレニアムバンド。
―        それ以前からも、音に関わってはいたんですか?自分で曲を作ったり、歌ったり。
KOBAYASHI  でも音は、結局全部アコースティックで。最初オレがアコギで弾き語りしてて。
          歌詞から作ってそれをアコギでおこしてた。
―        路上とかも?
KOBAYASHI  バンドやる前は路上やってた。17かな、17から路上やってて。
―        はいはい。
KOBAYASHI  それで、おれも違うバンドやってたの。
―        はい。
KOBAYASHI  レイジーウェイズっていうバンド。2年ぐらいやってて、オレはベースだった。
          それを後鳥がみて、見に来てて、それで、そっからだよね、そこが原点というか、
          そのバンドを後鳥が見に来たっていう。
          それから3年、組んではいない。ただ、知ってるだけ。
          会ってもいない。たまに街で会うくらい。
GOTYOU     一回か二回、街で会ったくらい。
KOBAYASHI  それで、たまたま、結婚式で会った。
GOTYOU     友達の結婚式で。
KOBAYASHI  その共通の知り合いも何も、その共通の知り合いと友達になったのが、
          後鳥とその結婚式で会う、六ヶ月前くらい。
          後鳥とその結婚式で会う六ヶ月前くらいにその人と友達になった。
―        路上か何かで?
KOBAYASHI  偶然会った。偶然、通信教育の…(笑)
          会って、それで友達になって、そしたら後鳥と友達で結婚式で同じテーブルに座った。
―        はいはい。
KOBAYASHI  丸テーブルに。
          そんときに、オレが、一緒にバンドやんない、ベース探してんだけどってそこで声かけた。
―        おー。
KOBAYASHI  で、そっからどんどん。
          ギターの高木もさ、
          釧路にマナボットっていうでっかいコンサートホールっていうか、
          厚生年金会館みたいなとこがあるんだけど。
          オレがレイジーウェイズで、高木がピースっていうバンドをやってた。
          ピースっていうバンドで、5人組でみんな中学生。二こ下。オレが高二のときだから。
          そこで始めて会った、すごい幼いんだけど。あれギターうまいねくらいの感じで見てて。
―        なるほど。
          その釧路のバンド同士での出会いで、現在のギターの高木さんとも知り合ったんですね。
          色々紆余曲折というか、それぞれの音楽活動をするなかで、一人一人がリンクして、
          今に至るという。
KOBAYASHI  そう、しかもその同じ釧路という場所で、リンクしたっていう。違うバンドだったし。
―        後鳥さんも、何か違うバンドをやっていてという感じですか?
          レイジーウェイズに惹かれるものがあったりとか。
GOTYOU     レイジーウェイズっていう、同年代のバンドで、
          こういう歌詞を作っているのはすごいなと思っていた。

● 練習は防音室

―        僕もライブを見にいって、曲のメロディーもそうなんですが、
          すごく力を込めて歌っている部分とかありますよね。
          そういうところにとても惹かれてるんですよ。
KOBAYASHI  嬉しい(笑) 伝わってると思うと嬉しい。
―        それはロック感を伝えたいというか、それとも、やっぱり伝えたいものを伝いたい
          というところでいうと…?
KOBAYASHI  伝えたいというところが大きい。
          曲にのせるっていう意味でも、みんな伝わるように弾いてるから。
          ギターもベースも、ドラムも。メロディーも。
          みんな歌詞を伝えるっていうか、そこに重点をおいてて。
          だから抑揚とかつけてできるように練習はしてる。
―        練習というと、普段は自宅とかでするんですか?
KOBAYASHI  後鳥の自宅の一階が、軽い防音室になってる。そこで。
          わざわざ借りた(笑) みんなで借りてる。

● CD収録曲、「レパートリー」について

―        レパートリー。何度も聴いてるうちにやっぱり、レパートリー、一番いいなと感じました。
KOBAYASHI  これはね、やっぱりレパートリーが一番いい。
―        いいですね。人それぞれ好きなものはあると思うんですけど。詞を呼んだ感じだと…
KOBAYASHI  どこが気に入った? (笑)
―        そうですね、まず、難しいなと、詞は(笑)
KOBAYASHI  うんうん。
          やっぱりでもさ、難しいと感じちゃうとさ、結構きついかな。
          取っ掛かりが結構難しいと感じちゃうとさ、もうやめようって、
          歌詞を理解するのはやめようってなるからさ、それは気をつけてるんだけど。
          Aメロはたぶん簡単じゃん。
          「お月様がさよならを見てた 一日中 日が照ってたんだ バイバイ バイバイ」
          結局こう、一日の夜への移り変わりのところだから。
          お月様が、太陽にバイバイっていう。このジャケットもそうなんだけど。そういう感じ。
―        「レールの敷かれた午前四時」っていうところも、印象的ですね。
          このレールっていうのは?
KOBAYASHI  あ、でもこれはこれですごく簡単なことでさ、結局、東の方角からまたお日様がでてくる。
―        あ、はいはい。
KOBAYASHI  そこに、太陽が出てくるレールが敷かれた。
          で、おはようって。みんな共通して、お日様が出てくるときにおはようって。
          お月様も、おはようって、じゃ僕ももういなくなるねって。
          そしてこっからは、もう、おはよう、こんにちは、こんばんはで。
          一日だっていう。これは一日の曲なんだっていうのを印象付けようとしてる。
―        僕が感じたのは、その後からは、どんどん世界が広がるのかなと。
KOBAYASHI  そうそう。
―        なんというか、太陽系というか、イメージするとそんな感じで。
KOBAYASHI  うんうん。そうだね。これは難しいね。
―        なんか神秘的でいいなと、感じました。
KOBAYASHI  あのさ、レパートリーてっさ、練習曲とかそういう意味で。
          結局、なんだろう、練習の積み重ねで、人は生きてるっていうか。
          経験の積み重ねで、人は生きてる。
          だから結局日々の積み重ねってさ、それがどんどんまわっていくっていうのはさ、
―        繰り返しですよね。
KOBAYASHI  それはもう、練習。結局終わらない練習っていうか。
          いくら練習しても、完成っていうのは見えないから、
          練習することそれ自体が完成だってことになるわけで。
          だから、「足りないものは明けて埋めて」っていうこの最後のところが、
          ここが一番ポイントなんだけど。
          足りないものは、こうどんどん自分の中でひらめいて、それを行動へ移していってっていう。
          ひらめいて行動へ移していって埋めていく。
―        一回一回の練習の中で。
KOBAYASHI  やっぱり結局足りないものが見えてくるから。どんなに練習したって。
          そういう意味、レパートリーって。
―        いいですね(笑)
KOBAYASHI  わかった?(笑)
―        はいはい。
          ライブでも何度か、レパートリーって練習っていう意味だって何回か言っていて。
          それが詞の流れの中で、こういうことなんだなって、今すごくつながりました。
KOBAYASHI  今つながった(笑)
          嬉しい。
          例えばこの、
          「生きよう 生きよう 適当」とか。
          「生きよう」って後鳥が叫ぶんだけど、叫んだ後にオレが「適当」って言う。
          結局、「生きよう 生きよう」って叫んだって、適当にしかならない。
          適当に行くしかないんだよ。
          自分の中で適当と思える場所に突き進むしかない。
          だから絶対の価値観を求めても、
          例えば愛ってさ、結局SEXみたいなものになってるけど、
          昔はさ、愛って言えばさ、絶対的なもので。
―        愛っていうと、西洋、欧米でいうと、キリスト教っていう文化的な背景がありますよね。
KOBAYASHI  だから結局、種子島に宣教師が現れない限り、日本には愛って言う言葉はないわけで。
          でも、結局種子島にもたらされたのはさ、愛とピストルだった(笑)
          そんなもんなんだよ。
          攻撃性ってさ、何かを守るためにも暴力は必要だっていう。
          そういう、結構、それって結構真実だったりするんだよ。
          無防備でいたら打たれるっていう。
          だから、自分も、何かを守るためには、何かを表に出さないといけない。
          この歌詞でいうと。
          「君と散歩に行くのは途方もないから この四方が白い空間で お茶でもしよう」
          ってのがある。
          それはさ、君っていうのが、自分の彼女でも別にいい。
          自分の彼女に、例えば恋愛とかする場合にさ、
          その彼女がなんか絶対的なものを持ってるって、勘違いして、
          結局その勘違いをして、奉仕するとか。
          奉仕したりとか、付き合ったりとか。
          自分に足りないものをこの人は持ってるとか。
―        でもこの部分はすごく印象的ですね。
          分かりはしないんですけど、なにかここに伝えたいものがあるんだなと。
KOBAYASHI  周りが見えない状態だと思う。
―        真っ暗とある意味同じですよね、真っ白って。
KOBAYASHI  そうそう。真っ暗と真っ白って同じ。
          真っ白っていうのは、光があるようで実はないっていう。夢の中。
          だからそういう、夢中な空間。
          夢中になっている空間で、二人で向き合って。
          まぁ結局現実を見据えてないよね、この歌詞は。
          ここはあまりよくなかったなと思ってる。
―        あ、でも「お茶でもしよう」っていうのは、その夢中になっている瞬間の中でも、
          余裕というか、そんなものもあるんじゃないかと感じましたよ。
KOBAYASHI  そうだね、考え事だったり。
          何か向き合うっていう部分はある。
          だから「足りないものは 繋げ響かせ」って。
          結局その白い空間を抜け出さなきゃだめなんだ。
          現実を繋いでいって、また環境を変えて、埋めていく。
          だから結局、「考え感じて 消せ」っていう、ここが一番伝えたい部分。
          練習はまわるから、どんどん練習して考えて、そしてまた感じて、
          そしてまた一旦戻そうっていう。
―        なるほど。
KOBAYASHI  だから結局、何で国と国が戦争するかっていったらさ、結局、このままじゃやばいと、
          このままじゃオレたちは、例えば民族と民族との戦いだったりしたらさ、
          このままじゃオレたちは繰り返し続けることになっちゃう。
          だから一回元に戻そうとするために、戦争する。
          うちらのプライドを、また元に戻すためにさ、戦争するわけ。
          戦争と革命って同じ意味で、革命ってさ、レボリューションって書くじゃん。
          レボリューションって、リ・ボリューション。
          リって再びめぐるって意味がある。
          結局昔のことを、再びめぐらせるっていうのが、レボリューション。
          実は新たに創り出すわけじゃない。創造じゃない。
          だからレボリューションってさ、なんていうかさ、
          昔の英知だったりとか、過去に培われてきたものを、また元に戻そうっていう。
          だから、一回消して、また考えて、歴史からまた学んで、感じてっていうところを
          音楽に出していかないと、進化しない。
          足りないものは埋める。
―        「考え感じて 消せ」っていうのはそうすると、例えば、一度今あるものだったり自分だったり、
          そういったのを否定して、もう一度やり直すという。
KOBAYASHI  そういう作業が、結局繰り返されてるから、みんなが頭良くなっても、また馬鹿になっちゃう。
          そういう繰り返し。そしたら戦争が起こる。
          馬鹿になったら野蛮になるから、戦争がおこる。
          そしてまた知恵をつけていけばいい。
          そしたらまたどんどん進化していく。
          その繰り返し、歴史って。
          知恵をつけて、また馬鹿に戻されて、そしてボン。
          今世界中で、馬鹿になってる、みんなが。
          それをとめるために、オレは音楽をやってる。
          だって平和になりたいから。
          本当に平和を作りたいんだよ、オレは(笑)
          熱いけど。
          みんながもっと頭よくならないと、平和にならないよ。
―        そうですね、僕も普段色々考えたり、いろんな本を読んで、
          色々な人の考え方とか生き方とか、そういったことを知ったりとか
          日々考えたりとかしてますけど、こういった話を聞くと、そうですね…。
          よく分からないっていう人もいるかも知れないですけど、こういうことを伝えたいんだなって
          いうのが伝わってきますね。
KOBAYASHI  だから、レパートリーは、全然柔らかい曲じゃない。
          戦争を起こしちゃえばっていってる(笑)

● 「悲しみ」って?

―        あ、一度全部曲を聴きながら、詞を見て色々考えたりしながら、感じたりしながら、
          ちょっとこのテーマについてしゃべってみたいなというものを一つなんか、
          考えてみたんですよ。
          それが、「悲しみ」っていう一つのテーマなんですけど。
          これは最後に聴こうかなとも思っていたんですが。
KOBAYASHI  重たいな(笑)
―        そうですね(笑)
          あの、詞の中にも「涙」だったりとか「悲しみ」っていうそういう言葉がでてくるじゃないですか。
          そこにも何か背景だったり、やっぱり深い意味があるのかなと。
          「悲しみ」について一つ聞いてみたいなと。
KOBAYASHI  難しいね、悲しみは何かっていう話だよね。
          悲しみは、みんなが引き受けていかなきゃいけないものだと思う。
          一人一人が悲しみを、背負わなきゃいけない。
          絶対に引き受けていかなきゃいけないもの。
          成長するために引き受けなきゃいけない、一つの、なんというか、材料。
          国だって全部そう。
          国も個人も、たぶん万物、悲しみはみんなそう。
          だからみんな引き受けていかなきゃいけない、一つの、人生を豊かにするもの。
―        それを忘れてしまったらやっぱりいいものは作れない。
          悲しみをそれを感じられる心があるから、
          だからこそいい音も作れたりするのではないかなと。
KOBAYASHI  悲しみから全て生まれるっていうのかな。
          だから結局、反対語がみんなすべて。
          好き、何で好きなんだろうっていったら、嫌いじゃないから。
          なんで愛してるんだろうっていったら、愛していないわけじゃないから。
          それが答えだと思う。
          悲しみの反対はさ、嬉しさ。嬉しさを知らないと悲しさは分からない。
          悲しさをわからないと嬉しさも分からない。
          反対語が、結局答え。
―        パワーとか、ポジティブな部分だったり、伝えようと思ったら、
          ネガティブな部分知っておかなきゃいけないですよね。
          抑えておかなきゃいけない。
KOBAYASHI  間違いない。常識だよ(笑)
          普通は常識じゃなきゃいけない。
          だからさ、結局今豊だからさ、たぶんそういう、ネガティブなものを持とうと思わない。
          心を豊にするためには、お金っていう手段を使ってるから、そういう部分が見えづらくなってる。
          手段がお金だから、見えづらいんだよ。
          手段が例えば音楽だったりとかならさ、結構見えやすい。伝わりやすい。
          音楽は水ものだから。だから伝わりやすい。固体だと伝わりづらい。
          例えばちょっと病気になっちゃった犬がいて、誰かが犬が欲しいってなったときに、
          その病気になた犬が好きな奴がいて、じゃあ僕がこの犬飼うよってなってさ、
          かわいそうだねってなって、飼ってあげようかって犬を引き取ってくれる人がいるとする。
          金があってただ買うよっていう人と、かわいそうだって言って飼ってくれる人がいれば、
          かわいそうっていってくれた人にあげようと思う。
          だから結局心で向かっていった方が、伝わりやすい。
          何かを伝えたいと思ったら、水もののほうが、感情には触れる。
          そういうこと(笑)。
          だからそういう、音楽は共通言語。
          今でも、お金が共通言語になっちゃってる部分がある。だから結局伝わりにくい。

● CD収録曲、「妄想」について

―        妄想についてですが、何故に妄想なんだろうと(笑)。
KOBAYASHI  この話は全部夢だから。
          まとめれば、君の勘違いと、君の勘違いと僕の勘違いがぶつかる。
          こう、妄想しながら、恋愛してくっていう。結局妄想しないと、バランスがとりづらくなる。
          …。
          どう思った、妄想? (笑)
―        ま、一ファンとして(笑)
          「触れる、障る」と同じ「さわる」でも感じが違ったりするじゃないですか。
          それから「うつす」っていうのがあるじゃないですか。
KOBAYASHI  まぁこれが全部妄想に備わってる性質だと思う。
          触るとさ、つながるじゃん。温度があって、頭につながる。
          見て、映しているものも、考えながら自分に写していく。
          だから妄想がうまれる。
          結局、見たら、自分に写すということ。
          この「見る」っていうのが大事なんだけど、「じかに見る 映す 写す」。
―        なるほど。
KOBAYASHI  この障るっていうのも、自分に障って、そしたら妄想に変わってく。
          伝わっていく。
          じかに触ったり、じかに見たりすると、自分の頭の中にこう、溶け込んでくる。
          ただそれだけで、当たり前のこと。
―        あ、なるほど。
          それから、この小石君はどんな役割を演じているんだろうと。
KOBAYASHI  あ、小石君がね。
          小石、ちっちゃい障害物。
          考えごとごかしてるとさ、なんかつまづいたりする。ささいなことで、あれ、これ違うって。
          違うってことに気付くことで、何かが分かったりする。
          ちっちゃい障害物がさ、妄想の中に存在するんだけど、
          妄想しようとするとさ、ま、自分の良心とかがうずいたり。
          例えばこの人殺そうっていう妄想してるときに、そのときに「あれっ?」って。
          それじゃだめだって、そしてまた現実に戻る。だから結局、だめだって、思う良心がある。
          それが妄想の中にも反映されていく。
          そんな難しくないことで(笑)
―        なるほど。
KOBAYASHI  良心。小石は。
          小石は良心だから、「拾い上げたら光りだす」。自分にちゃんとしたものを教えてくれる。
          これはただの物語。
―        印象的な物語ですね。
KOBAYASHI  ちょっとロマンチックなところもある。
―        しいて言えば、「もうちょっといったところに大きなお屋敷があるから」とか。
KOBAYASHI  何でお屋敷があるんだろうって知ってるんだみたいな(笑)
―        この「別にそんなに苦しくないけど」っていうところと、
          「別にそんなに楽しくないけど」っていう対句があるんですけど、これは…?
KOBAYASHI  それはいいところに目を付けた(笑)
          そこなんだよ。そこが、この詞を理解する時の、一番のキーポイント。
―        妄想のなかでどんな位置づけになるんだろうと。
KOBAYASHI  だから、苦しくないんなら楽しい。
          楽しくないんだったら違う。
          結局、楽しくない方がさっきの悲しみで、苦しくない方が嬉しさ。
          光る小石、良心を、見つけたっていう嬉しさ。

● ファンの皆さんへ、メッセージ

―        最後に、北海道だったり、こっちでファンになった方へ、何かメッセージとかありますか?
          その他、何か抱負であるとか。
KOBAYASHI  真実は唯一のエンターテイメント(笑)
          だから、みんな真実を見極めて、生きてほしい。
GOTYOU     少しでも歌詞や曲を聴いて何かを感じて、ライブに足を運んでいただければと思います。


編集後記    2005/08/25 WC OWNER NOBU
まずは、限られた時間の中、インタビューに快く応じて下さり、お時間を割いていただいたすチームスタイルピザバンド の小林さん、後鳥さんに感謝致します。
本当にありがとうございました!
インタビュー作業には不慣れな NOBU で、お話の時点では聞き流してしまった内容もあり、ご迷惑をおかけしましたが このように、無事編集も終えることができました。

ファンの方、初めて知る方、興味があって記事を読んで下さった方、どうのように感じたでしょうか?
インタビューを終えて改めて感じたのは、内容もただ音楽のことだけではなく、例えば、「音楽は水もの」 なんていうところは、古代ギリシアの自然哲学者タレスの思想を思い起こしますよね。
話のスケールも、社会やグローバルな視点からの見方があったりと、今回の一度のインタビュー中だけでも、 広げれば、拾いきれないくらいの話題性にも富んでいるのではないかと感じました。
このインタビューが一つのきっかけになり、皆さんがスチームスタイルピザバンドというバンド、そしてその音や 雰囲気に触れてみたいと思っていただけたら幸いです。ライブ、おすすめです!
PRESENTED BY WORLD CLASS . http://worldclassmode.biz/