Honey Spits アクセサリーピックアップページへ honey spits HOMEPAGE
ALL PHOTO TAKEN BY HISANORI KUNISAWA .
SPECIAL INTERVIEW
2008.5.24、今回のピックアップ企画に合わせ、honey spits さんのインタビューを実施しました!
アーティストとしての honey spitis さんの人となり、魅力的なアクセサリーを生み出す背景に迫ってみました☆
CHAPTER
  1. アクセサリーづくり ものづくりへ
  2. ジュエリー・アクセサリー
  3. 独立へ
  4. アクセサリー ものづくりの日々 現在
  5. これから
  6. メッセージ
1. アクセサリーづくり ものづくりへ
銀座にあるstore & gallery s.c.o.t.tさんで初めてhoney spits さんのアクセサリーを見て、とてもいいなと感じたのががきっかけで、WORLD CLASS でもぜひピックアップさせていただければということで今回のインタビューですが、この機会に色々お聞きしてみたいなと思うんですね。
honey spitis として活動してらっしゃるアーティスト前田さんが、アクセサリー作り、ものづくりという道を選ぶきっかけはなんだったんですか?
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アクセサリーとかジュエリーを作る前に、販売の仕事が長かったんです。 接客がすごく好きだったので、洋服の販売を結構長くやっていました。 仕事が長く続かない方なんですが、それは続いたんですよ(笑)
なるほど(笑) アパレルですね。
h
そうですね。
高校を卒業してすぐ販売職に就いたので、その販売の仕事で続けていければと思っていたんです。
ただ、家の母が「手に職を持ってほしい」ということをずっと言っていて、それで何かの専門学校に通ってくれということになったんですね。
私は勉強も好きな方ではないし今さら…? と思ったんですけど、あまり切に言うので、その時に、じゃ何か一つやってみようと思ったのが彫金だったんです。
もともとアクセサリーも好きだったので、作り方をちょっと学んでみようかなっていう軽い気持ちで最初は学校に通ったんですけど、それでも2年間の全日制だったので、販売の仕事はアルバイトに切り替えてという感じで、2年間続けて。
そのうちに彫金とかがすごく好きになって、楽しくなって、逆にこれで何とか就職したいと思うようになったんですね。
それで就職したのがジュエリーの会社だったんです。
家からもすごく近い、結構老舗のメーカーさんだったんですけど。
へぇ、最初はジュエリーのメーカーさんだったんですね。
h
専門学校を卒業した後にジュエリーメーカーに就職できて。
そこでコイン枠っていう、外国の金貨を枠に入れてネックレスにしたものがあるんですけど、そういうジュエリーの種類のデザインと製作をしたんですよ。
ただ、私はそういうものではなくもっとアクセサリーっぽいジュエリーを作りたかったんですね。
なので、目指してるものが違うな、やっぱり色んなデザインができるアクセサリーの方がいいなと思って、そう考えた時に、それだったらルビーとかサファイアでなくてもガラス石で色も沢山使えるし、メッキになってしまうけどその分素材も手軽な価格で色んなデザインが展開できるアクセサリーデザインの方が、デザイナーとしてならいいんじゃないかと思って、次にアクセサリーのメーカーに就職したんですよ。
2. ジュエリー・アクセサリー
そういった経緯でジュエリー、アクセサリーという方面に入ってきたんですね。 ジュエリーからアクセサリーの方へということだったんですけど、ジュエリーをやったことで学べた部分というのはありました?
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そうですね、ジュエリーとアクセサリーって全然違うんですよ。 根本から素材が違うのもそうなんですけど、まったく別物。
同じ装飾品でも全然違っていて、アクセサリーの方に入った時にはジュエリーでやっていた仕事がまったく役に立たなかったんですよ。
それでも一つ、アクセサリーのメーカーに入って、少し役に立ったかなって思ってるのが、原型を作れるというところ。シルバーから元の形のものを作る部分。
アクセサリーメーカーでも、デザインはするけど原型は他の業者の方に頼む人が多いんですよ。
ジュエリーの方ではデザインも原型も両方覚えられたというのがやっぱり勉強になったところ。アクセサリーの方にも活かせて。
アクセサリー業界とジュエリー業界と、経験してみてどうでした?
その業界の空気というところで何か違として感じるものってありました。
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そうですね、ジュエリーの方がやっぱり職人なんですよ。職人さんの手仕事という感じ。
で、アクセサリーは、なんだろうな…。流行がすごく早い。
流行を一早く先取りして他のメーカーよりもいいものを作らなきゃいけない、必ず売れるものを作らなきゃ行けないっていう。
流行とスピードの勝負という感じですね。
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スピードの勝負でしたね。
どんなものが流行ったりしました?
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あったんですけど早すぎて覚えていないんですよ(笑)
アクセサリーメーカーでも企画と製作をやっていたんですけど。 デザインとあと、サンプル製作までやるのが企画の仕事なんですよ、大体。 今もたぶんそうだと思うんですけど。
とにかく流行を先取りしなきゃいけないし、サンプルをどこよりも早く出さなきゃいけないし、必ず売れるものを作らなきゃならないっていうのを経験して。
本当に厳しかったんですけど、でもそれがあったからこそ今ある程度過酷な状況の仕事が来てもクリアできるというのは、すごくそこで勉強させてもらいました。
でも残念だったんですけど、色々とすごくタイトな仕事だったので身体を壊してしまったんですね。 そういうこともあって、それからアクセサリーメーカーも退社して、その頃からですね、自分で少しずつやっていうこうかなと思い始めたんです。
3. 独立へ
一人でやっていこうかなという気持ちの変化はジュエリーからアクセサリーと移っていく中で少しずつ芽生えていたんですか?
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そうですね。 アクセサリーでなくても、もともと自分で何かをやりたいなっていう気持ちはあったんです。
会社勤めが苦手だったんですよ(笑)
会社を退社して、アクセサリーも自分で作ることができるようになったので、独立まで行かなくても最初は趣味くらいでも何か仕事ができればいいなと考えていたんですね。
それで何かを作ってイベントとかに出してみようと思って、2003年くらいからデザインフェスタに出したりし始めて。
お客さんが見て「かわいい」って言ってくれたり、思った以上に反応が良かったので、嬉しくて、もっと本格的に展開していきたいっていう気持ちがすごく強くなって、それからレンタルボックスを借りてみたりして少し売る方に力を入れてみたんですね、分からないながらも(笑)
レンタルボックスは1年くらいお世話になっていたんですけど、そのうちにもっといろんな人に見てもらい、知ってほしいっていう気持ちがもっと強くなって。
なので、その頃にレンタルボックスを辞めて、ショップでの販売を考えるようなりました。
2004年くらいに、本格的にやっていきたい、そのためにどうしたらいいだろうって考えていた時にたまたまデザインフェスタでs.c.o.t.tさんに声をかけていただいて。
あ、益子さんですね(笑)
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はい(笑)
声をかけていただいて。
ちょうどs.c.o.t.tさんが、オープンする直前で、作家さんを探してるのでよかったらということで、場所も銀座で。
私もその頃銀座で販売のアルバイトをしていたので、近いし、じゃあぜひよろしくお願いしますという感じで。
新しい販売の場所を探そうと思った時にちょうどよくs.c.o.t.tさんの話がきたので、お取引を始めて、で、それからもう少し広げていこうと思ったんですよ。
きっかけがまずs.c.o.t.tさんだったんです。
それから透明マニラさんとか、Merry's Selectionさんとか、Musetteさんとか広がっていきました。
なるほど。気持ちの変化と共にそうして段々と次のステップへ広がっていったんですね。
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そうですね。自分でも驚いています。
2004、2005年っていうのは私にとってはとにかく種まきの時期だったなと思います。
知ってもらうために、小さなカードを作ったり、いろんなイベントとか、できるだけそういうところに出たりするようにしたり、すごくしてたんですよ。
bao-bab.fleurさんというショップさんでも販売されていますよね。
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bao-bab.fleurさんは雑貨のチェーン店舗さんで、卸しでやらせてもらってます。
以前は、個人で卸しができるとは思っていなかったので、二の足を踏んでたところがあったんですが、去年(2007年)の5月あたりに出たイベントでbao-bab.fleurさんのバイヤーさんにたまたま気に入ってもらえて、で「卸しをしませんか」って声をかけていただいてお取引が始まったんです。
それから大きく変わってきたと思います。
自身もつきますよね。
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すごくありがたかったです。
このbao-bab.fleurさんのホームページを拝見したんですけど、おしゃれな雑貨というか、そういうのを扱ってらっしゃる、きれいなショップさんですね。
こんなお店で買えるんだと思うと、なんか嬉しいですよね。
h
おいてもらっていいんですか!?って、びっくりしました(笑)
あとはブログにも書かれてましたけど、去年(2007年)の12月に、王様のブランチで紹介されたというのもすごいですね。
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最初は透明マニラさんのワンピース。
透明マニラさんでの取材があって、アクセサリーを置いてもらってるんですけど、オーナーさんに「アクセサリーも一緒に撮ってもらえるから、よかったらいい?」って言われて、もちろんいいです、って(笑)
で、作家さんにも出演してほしんだってということになって出ることになったんですよ。
透明マニラさんの経緯で出させていただいたっていう感じです。
この辺の詳細はブログの方に書いてあるということで、インタビューを見て興味がでた方はぜひ見てくださいという感じですね(笑)
4. アクセサリー ものづくりの日々 現在
独立へというところをお聞きしてきましたけど、そうして今現在、アクセサリー作りの日々はどうですか?
大変じゃないですか?
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アクセサリーを組んだり、パッケージとか袋詰めも自分で全部考えて、伝票関係も当然。 でも、個人で何かされている方はみんなそうなんじゃないですかね(笑)
だから大変といえば大変なんですけどつらいと思ったことはないです。
飽きる時はありますよ、ずっと同じことをやるので(笑)
ブログにも、エポ入れが飽きるって書いてましたね(笑)
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飽きます(笑)
飽きた時は、パッケージをしたり。
パッケージも飽きたら伝票するかみたいな感じでぐるぐる回ってる感じ。
そんな感じでやってらっしゃんですね。
そして、お客さんがアクセサリーを見て喜んでる姿がとても力になると。
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嬉しいです。原動力ですね。
あとは「どこそこで買ったアクセサリー大事にしてます」みたいなメールを頂いたりすると、もう本当に嬉しいですね。 やってて良かったって思います。
5. これから
今後の活動予定は何かありますか?
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今、製作のほうが手一杯で、活動予定なんですが、とりあえずないです(笑)
卸しとか、コラボレーションの製作の話がかなり入っていて、イベントとかはお休みするんですけど、その分新作で出して行こうかなと。
なので、今年(2008年)は作りまくります。 自分のその製作の限度を知りたい部分もあるので、できるところまで突き詰めて行こうかなと思っています。
あとはこれから作ってみたいアクセサリーなんかはありますか?
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なかなか手をつけるところまでいってないんですけど、和物をやりたいです。
前に一回作ったことがあったんですけど、その時のはちょっと中途半端な部分があって、やるからにはある程度まとめて作らないと意味がないので、今はもう廃版にしてしまったものがあったんですね。
なので、和のものを作りたいですね。
なるほど、「和物」、楽しみですね。
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どうなるんだろう(笑)
6. メッセージ
最後に、今、あるいはこれから、アクセサリー作り、もの作りというところに進んでいこうと思っている人に、前田さんからのメッセージがあれば。
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私が何か言えるというものではないですけど、私が心がけてきたことでもよければ(笑)
ええ、ぜひ(笑)
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あの、とりあえず動くことですね。
結構思い悩んで立ち止まってる人が多いと思うんですよ。 物作りじゃなくても、それはイラストレーターさんでも、もしかしたら歌を歌ってる人でもそうかもしれないんですけど。 考えて立ち止まっていても、新しいものは生まれてこないんじゃないかと思うんです。
私ももちろん、悩みもします。
でも悩んでる時間があったらとにかく動く。
動いているうちに見えてくるものもあるし、そこで間違ってしまってもそれってあとで見ると身になってるんですよ。 成功するより失敗した時の方が絶対勉強になると思います。
だからもし何か目指すものをもっていて、今悩んでいたら、とにかく動いてほしいっていうのがあります。 前向きに行きこうっていう気持ちで。
これは私が常日頃思っていることなんですけど。
そうですね。僕も今こうしてインタビューさせていただきながら、とても励まされます(笑)
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考えてると、考えすぎてしまうと、立ち止まってしまうんですよ。 逆に、諦めちゃう方向に進んでしまう可能性が大きいと思うんです。 何かを作ろうと思った時に、考えてしまうと、やっぱり無理かなって考えてしまいがちじゃないですか。 面倒だなと思うこともあれば、そうこうするうちに、じゃあいいやって。
でもそこでやってみようかなって、とりあえず進めてみれば動く。
そこで動くか動かないかの差ってすごく大きいと思うんですよね。
大変ではあるんですけど(笑)
そして乗り越えて欲しいと。掴んでほしいということですね。
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はい。
THE EDITOR'S NOTES - 編集後記 -
インタビューいかがでしたでしょうか?
まずはさておき、インタビュー実施より公開までに2ヶ月あまりがかかってしまったこと、honey spits 様に深くお詫び申上げます。
ともあれ、こうしてインタビュー記事を公開でき、その素晴らしいご作品共々、普段ワールドクラスをご覧頂いている方、あるいは初めてご覧頂いた皆様にとって、何か感じるものがあればとても嬉しいです。
本ページに公式に公開させていただいた内容のほかにも、当日はものづくりの実際の工程のお話や文鳥のお話など、ここでは割愛させていただきましたが、ランチを交えながらとても楽しいインタビューを実施できたこと、改めて honey spits 前田さん、そしてアクセサリーやインタビュー時のフォトを撮影いただいた kuni さんに、篤く御礼申上げます。
本当にありがとうございました! 今は norah jones のCDを聞きながらこの編集後記を書いておりますオーナーの自分でございますが、またここに一つ、素晴らしい作品とインタビューを掲載できたこと、皆様のもとにお届けできたこと、大変嬉しく感じています。
2008.7.26 WORLDCLASS N.